2014年08月02日

東北震災の時にできた「実生ゆずのバスボム」秘話

バスボムの心あたたまるお話

ゆらぎが出展するイベントで、毎回ご好評なのが、
「バスボムづくり」
お子様でも簡単に作れるこのバスボムには、木型が使われていますが、この木型には高校生達と被災地の心あたたまる物語がありました。

当時、佐野工科高校環境エネルギー科の男子生徒さんは、休日の度に山田先生と東北に行っては、車のバッテリーでお湯を沸かし、簡易風呂の設置をしに足を運んでいたのです。

ちょうど、その時期私達ゆらぎが手がけた箕面のゆずを、授業の中で蒸留実験をしたことがきっかけで、生徒の1人が、「このゆずで入浴剤作って一緒に持っていったら体温まるやろうし、香りで癒されてくれるんちゃうかな~」と声が上がったそうです。

山田先生から相談を受け、私達も協力させて頂こうと、農家から購入した「実生ゆず」を寄付し、発泡入浴剤の作り方を伝授しました。

そして、バスボム作りには大阪府泉佐野市の小学校の生徒も加わることになっていったのです。小学生が簡単に作れるように・・・

被災されている方達が少しでも元気になってもらえるには・・・
どうすれば、コストをかけず大量の入浴剤が作れるか・・・

試作を繰り返し、佐野工科の生徒さんが工夫して完成したのが、竹に「絆」の刻印が浮き彫りになるバスボムなんです。

小学校で開催されたバスボム作り体験には、ゆらぎスタイルのスタッフも一緒に参加しました。ゆずの香りに包まれて、みんなでワイワイ楽しくあっという間に沢山のゆず発泡入浴剤のバスボムが完成しました。

翌週、生徒の手からみんなの思いと共に寒風で冷え込む時期、被災地の方々の手に渡されたのです。皆さん本当に喜ばれていたそうです。

あれから泉佐野市各地の小学校ではバスボム作りが盛んに行われているそうですヨ!

こんな素晴らしい高校生がいる事を北摂の方に紹介したいと思って、イベントに出展した時「ゆらぎスタイル」ブースでは、彼らが作った「絆」刻印の竹を分けて頂き、子供たちに手作り体験をしてもらっているのです。

高校生の熱い思いが詰まった道具で「ゆずバスボム」あなたも作ってみませんか?
  

Posted by yuragist at 11:47Comments(0)